眠れる女王―エレニア記(1)

眠れる女王―エレニア記〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)

眠れる女王―エレニア記〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)

 ハヤカワから出るということで、てっきり宇佐川節効きまくりの再翻訳版が出るんだと思ってたら、微妙に違和感のあるというか文章が堅い角川版そのまんまなんですね。それなのに刊行予定見ると角川の時は薄めの上下分割で5冊だったエレニア記*1が全6冊になってるのはどういうことデスか?


 しかもわりとお気に入りだった旧タムールのリアル系イラストを引き継ぐわけでもなく*2ベルガリの絵を引き継ぐわけでもなく。ていうか表紙のスパーホーク(?)の鼻が曲がってないが許せん。しかもスパーホークおっさんのはずなんですけどどちら様デスか?鼻に傷のある登場人物で甲冑着たキャラの記憶が無いので脳内で脇役騎士その1ってことにしときます。決定。


 内容はまぁキャラ立ちまくったタムール記のノリノリな展開をより楽しむ為の予備知識ってことで押さえておくとよろしいかと。面白くないわけじゃないんだけど個人的にエレニア記はちょっとシリアス展開で死人がぼろぼろ出るからあんまり好きじゃないんですよね。タムール記に比べると女性キャラは特にそうだけど主要キャラ以外の脇役の自己主張いまいち弱いしトロルネタ少ないし、お笑い神達出てこないし。


 そんな感じで後書きだけ読んで放置プレイ中デス。角川版持ってるしね。

*1:そもそも原書は3冊

*2:新装のベルガリから入った客層にあんまりウケるとは思えないけど