ATH-W1000
audio-technica ダイナミックヘッドホン ATH-W1000
- 出版社/メーカー: オーディオテクニカ
- メディア: エレクトロニクス
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前回の耳に慣れてない音を鳴らすD777SL*1で連続で延々色々と聴いて体力的にはともかく精神的に凄い疲労してたってのもあるんですが、やっとリハビリ終了。さすがにろくに試さずにあんまりだと思い直し評価の為の試聴開始。ちなみに生で聴くなんて優雅な生活とは程遠いので原音に忠実とか生の再現性がどうのとか○喰らえ、楽しく聴ければそれでいいんでね?な人*2なのでそういうウェイトが掛かってるという前提になります。
えーと、これで聴くアギレラ凄く良いです。おかげでまるで部屋片付けてる最中に漫画とか少説をひさしぶりに発掘して読みふけってしまったかの如く作業が全然進行しませんでした。うちの手持ちでこのあたり*3にばっちりハマるイヤホンが無いってのも敗因の一つなんですが、声だけにしぼってみると高音女性ボーカルだとかクラシックの合唱曲だとかもっと凄かったりするわけでR&Bとかジャンルとか性別、声の高低問わずボーカルメインで聴くのに良いですね。囁き声とか溜息・息遣いが色っぽくてゾクゾクする。
高音厨モードの耳で聴くとメタルも聴ける。ただボーカルが栄えるのと引き換えなのか基本的に線が細いので低音が出てないことは無いんだけど物足りない感がつきまとうのがちょっと残念。そのへんもあって個人的にはクラシックは音の厚みが足りなくてちょっと好みではないですね。例えばオペラだと声はいいんだけどバックの音楽が薄く感じるのでいまいち浸れない。普段5EBで聴いてて基準が大きくずれてるという前提ですが。
意外にこれで聴く打ち込み系はちょっと楽しかった。専門じゃないというか滅多に聴くジャンルじゃないから論評は避けますが聴き慣れてない故か。
JAZZ。合わないなと思うのもあるけど、これで聴くWaltz for Debbyは良いですね。咳とか擦る細かい音が聴こえてきて、なんか聴いてて酒とタバコが欲しくなってくる。手持ちのメタルとかロックのライブ物CDはボーカル以外が引っ込みすぎていまいちだなと思ったのでノイズが乗ったりする録音状態含めて音楽ソ一スの差が激しく出てしまうのはこれの利点故の弱点かも。
web試聴で試して買ったはいいけどCD買っていざ聴いてみたらあれ?と持て余してた例えばDargaardとかWithin TemptationなんかもW1000で聴くとやっぱりいけるやん!と感じる不思議。基本性能が高いせいで何聴いてもそれなりにプラス評価になってしまってるってことですかね。ジャンルの相性に関してはちょっとオーバーフロー気味で判別不能。
安イヤホンからちょっとづつスパイラルして思ったけど上を知らないってのはそれはそれで幸せな事なんだと改めて実感。財布とか生活だとか余裕がない今みたいな場合は特に。問題は最近だんだんと上の世界の触りをどんどんかじり始めてることですが(汗
装着感は柔らかくてそれなりに快適なんですが、長時間になると耳に当たってやっぱり痛くなる。2時間とかじゃなく8時間連続でとかの話ですが*4、休みの日とかにほとんど丸一日装着しっぱなしなんて方がどっちかと異常でしょうし、普通に使うような程度なら軽いし全然気にならないレベルかと思います*5。今までの数少ないヘッドホン使用経験で積もったヘッドホンの装着感に対する偏見がちょっと変わる程度には快適。
どれもそつなく聴けるけど汎用として使うならもうちょっと線の太い音の方が好み。締まった低音・繊細な音になる反面、CK9と比べても細くなりすぎて全体的に音が軽く感じるので音楽の趣味は雑食だけどどっちかというと重厚なクラシックやらメタルやらが主食でその他の近いところのはおやつなわたしの好みからはちょっと外れるけど美妙に合致してる部分もあるという悩ましさ加減。
解像度・分解能共に高く、他がダメなわけじゃないけれどこれと合わせるら比較的ゆったりした静かな曲が好み。
所詮、借り物ヘッドホンなのでレビューとかあんまりやる気無いってのは上記の文の適当さ加減から伺えるとは思いますが、一応D777SLとは違ってこれはいつか手元に置いといて一軍入りさせたいと思ったへッドホンですね。桜材ハウジングの効果のほどとかはさっぱりわかりませんが、将来的にこれが原因で入手困難になりそうなのがもどかしい。West○ne3とかDT99○とかH×-3*6とか音関係で欲しいもの待ち行列溜まってる上にPC関係はもっと酷い状態だし耳掻きも欲しいし?な状態なので手出すにしても相当後になるの確実ですが。
試聴環境はPC→XO*7→ATH-W1000。XO無しは試してないけど基本的に無臭で分解能・解像度が上がる*8だけなので相性は悪くないと思います。ポータブル向きじゃないからXOとの相性気にする人がそんなにいるとも思えませんが念のため。
耳に馴染んで返却したくなくなる前にとっとと梱包せねば(汗
- アーティスト: Bill Evans,Scott LaFaro
- 出版社/メーカー: Ojc
- 発売日: 1990/10/17
- メディア: CD
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