北欧見聞録　散財編

大航海時代Online だい航海日誌

022505 180218.jpg　船長日誌　西暦050226　03.45

　先日の苦労はなんだったのかというくらい、あっさりダブリンに到着。正直拍子抜け。その後、地味に小銭を稼ぎつつ本業である縫製の技術向上のために、エディンバラ←→ヘルデル間をひたすら往復。ついでに交易所と酒場もひたすら往復。材料費だけなので通常買うより原価は安く上がるが買える量が少ないため、往復の諸経費を計算し儲けから差し引くととろくにお金が増えてない。せっかく船新調して積載量増えたのに水夫が増えて食費がかかるようになっただけな気がする。いや、気がするだけじゃなくて事実なんだけど。
　ひたすら地味な往復で意識がとびかけていたところ、エディンバラにてエリシアに遭遇。プリマスに向かうとのこと。後で合流することを約しわたしはヘルデル向かい、配達の仕事があるのでナントへ。初めて来た街なので観光していると塗装職人がいたのでさっそく紋章を購入。イルカや貝、BOSSのエンブレムみたいな提督の顔、などに惹かれたが結局買ったのはおねぇちゃん印。我ながら微妙に悪趣味。

　近くまできたのでついでにボルドー寄って、酒場でワインの味見。普段ミルクばっかり飲んでいるおこちゃまなので酒の味はよくわからないが、ボルドー産とかブランド名あればとりあえず売れるだろうとワインを仕入れる。結局アントワープに戻って売り捌いたが、ぼろ儲けとはいかないまでもそこそこの儲けにはなった。用事があったらまた仕入れてこよう。

　本拠地ロンドンに戻るとチーズの仕入れの依頼があった。楽そうなので受けて誰かついでで仕入れてこれそうな人がいないから連絡を入れてみると、エリシアと王子が別行動中ながらどちらも大丈夫そうなので、おみやげに依頼しロンドンでそのまま待つ。二人が戻ってきたので聞いてみるとどっちも買ってきてない。二人とも相手が買ってくるものと思っていたらしい。今度からちゃんと取引の際は契約書を交わそうと心に誓う。違約金取れるように。

　北欧には全く足を踏み入れてなかったので、街の位置がわからない。商人としては行動半径は広いに越したことは無いわけで、北欧探索のベテラン虎さんの案内で北欧観光に出かける。メンバーはガイド役の虎さん、わたし、エリシア、王子。虎さん昨日は北欧二人旅でかなり酷い目にあったらしいがこわいので聞かないことにする。

　出発して世間話などを交わしていると海賊の奇襲。待て、こんな貧乏所帯襲っても水と食料程度しか手に入らないぞ？などと言っても聞いてくれるはずも無く、どんどん近づいてくる。メンバー全員撃沈されたことはあれどまともな戦闘経験は0という素敵な構成なので、即遁走。クモの子を散らすように一斉にばらけたと思ったら何を思ったか王子いきなり敵艦に発砲、案の定返礼を受けて瀕死。海賊達が王子に狙いを定めたのをいい事に、皆一目散に逃げる。ふふふ、君はいい友人だったが君のお父上が悪いのだよと気分はどっかの赤い人。王子の父上知らんけど。
　結果、船痛んだけど全員無事だったのでノープロブレム。王子見殺しにしてちょっと後ろめたかったのでとりあえず、大工道具で応急修理しておく。

　オスロ到着。エリシアと王子は言葉が通じないということなので、虎さんと二人して通訳。なまじ教養があるとひっぱりだこだ。人は少ないものの既に相場は荒らされているようで全然おいしくない。次の目的地コペンハーゲンへ。

　また海賊に襲われる。逃げ延びる。一人迷子になる。虎さんの先導に任せて進んでいた為、方向がさっぱりわからない。「みんなどこー？；；」と聞くと「こっちー」という実にわかりやすいお返事。そんなんでわかるかーーーーーっ！！

　なんとか自力でコペンハーゲン到着。薄情者め。泣。やはり相場荒れ気味のコペンハーゲンを後にし、次の目的地リューベックへ。

　リューベック到着。相場荒れ気味なので次の街へ。

　危険海域突入。目に入る船全てが海賊のように思えるから不思議だ。といっても他の人にろくに会えないけど。本日３度目の海賊の襲撃。旗艦の虎さん一撃で撃沈。さすが本場、怖いところだ。救助後応急修理しつつ、ストックホルム到着。

022605 005455.jpg　エプロンドレスと薔薇の紋章購入。無駄な出費が増えていく。今回の北欧観光はろくな利益出せなさそうだから経費押さえないといけないのに。

　リガ到着。ここはノルド語習得済のわたしも虎さんも言葉が通じず、街中をぶらついて、補給しただけでトンボ帰り。王子が街の人相手に「なぜここでは言葉が通じないのですか？」というような意味合いの、なにやら汚らしいスラングで罵っているようだが、淑女なので礼儀正しく聞こえない振りをする。

　北欧観光も済んだので来た航路をまるで逃げるように逆に戻る。というか文字通り何度も海賊に追いまわされてひたすら逃げたんだけど。他にも火事で船燃えたり、セイレーンの歌声で水夫が入水自殺したり、船内で喧嘩があったり、食料が尽きて不満が爆発したりとトラブルの連続でメンバー全員、ボロボロ。

　結論、北欧はこわいところなので当分近づかない。消耗品と補給代で大赤字だったし。泣。