MOULIN ROUGE / ムーラン・ルージュ
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: DVD
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…前回DVD買った時は送料と振込手数料が総額の2%分にもならなかったくらいド力買いしたから圧倒的に安くて全然気にならなかったけど、小口の場合はこうなるのか。今度から送料無料とカード使えるところにする。うわーん;
ニコール・キッドマン*1とか別に興味無いし?ミュージカルもあんまり好きなジャンルってわけじゃ無いし?恋愛モノもあの脳の病みたいなコテコテのは苦手だし?ましてや愛と感動の物語なんて言われるようなのは生理的に受け付けん。なんていいつつ例えば「恋に落ちたシェイクスピア」とか恋愛モノが結構な確率でお気に入り映画に入ってたりするあたり矛盾してますがね。ははは
そんなテンション下がりっぱなしかつ仕事終わったあとと体調最悪の状態で観始めたんですが、序盤予想以上にきつかったデス。のだめカンターピレでのだめがフランスの爺にナンパされてるとこでユンロンが「お爺さん違うフランス人!」という台詞がありましたが、主人公クリスチャンことユアン・マクレガー*2が「愛が全て」とか「愛は酸素みたいなものだ」とか「貧乏でも愛さえあれば生きていける」等と平気でのたまうわけですよ。かーーーーーー、ぺっ。
冒頭部分でアブサン飲んでトリップして緑の妖精の幻覚を見るシーンがあるんですが、序盤ほとんどがそんな強引なミュージカルになってるだけにヤク中のみる白昼夢みたいで素で気分悪く。舞台になるムーラン・ルージュの紹介になってるカンカンのあたりは目がちかちかしてポケモン事件のアレ並にきついと思います。ただ、公爵ことリチャード・ロクスバーグ*3とシドラーことジム・ブロードベント*4によるLike a Virgin*5のあたりになる頃には感覚麻痺してるのかほとんど気にならず。
べったべたの悲恋モノで確信的かつ悪趣味なまでの白昼夢みたいな画面構成だったりしますが、それに耐えられれば非常に面白いです。これ。途中色々とストレスの溜まる話ですが、最後の舞台シーンのアドリブでどんどん展開していくあたりはすっきり爽快観てて気持ちいい。ストーリー要約しちゃうと凄いシンプルになる話だけにウリはほんと綱渡りじみた独特のミュージカル部分でそれに馴染めるか否かで恐ろしく評価が変わると思います。ようするにこれストーリーがべたべたかつシンプル、視覚効果と音楽・演出が全てというカウチポテト映画ですね。
恋愛モノに限らず映画は大なり小なりメインキャストに感情移入しちゃうもんですが、そのへんクリスチャンの人生観には全く相容れないのでいまいちシンクロ出来ずそのあたりが個人的に減点。*675/100点くらい?普段俳優さんとか女優さんを優先で映画選んでるタチなのでこの人ええわーというメロメロになる俳優が皆無という珍しい事態になったけど、DVD買ったいきさつがいきさつだしある意味必然か。いやこの映画そのものはリップサービス抜きに十分面白いんだけどね。
ジョンブルvsカエル野郎だと迷わずジョンブルを選ぶような嗜好だし、天敵カエル野郎が主人公ってことで深層心理の奥深くの方でちょっとだけ影響してるのかもしれない。いやまぁフランス女性*7によるフランス語は耳障りがよいので大変好きですが、そのへんは京都弁で話す女の子はかわいく見えるが男だと・・・ってのと似たようなもんです。たぶん。
あー、ユアン・マクレガーってオビワンの人だったのね。キャラ的にクワイ=ガンやらダース・モールやらグリーヴァス将軍やらドゥーク伯爵に喰われてろくに印象残ってない上に、個人的にオビワン=爺原理主義者の人なので記憶にほとんど残ってなかったデス。こんなに歌える人だったってのはちょっと意外。
CLUB MOULIN ROUGE
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